同人音声聞き比べ

ボイスドラマ・ASMR作品をひたすらレビューする

CV津田美波氏によるバイノーラル ねこぐらし。〜ペルシャ猫少女としゃーわせナイト〜

 

タイトル:ねこぐらし。〜ペルシャ猫少女としゃーわせナイト〜

 製作者: CANDY VOICE

     CV:津田美波

作品時間:149分11秒

 シチュ:耳かき・マッサージ・添い寝

 

 【作品の概要】

 

あなたがやってきた旅館・猫鳴館では様々な猫たちがあなたを癒すためにご奉仕をしてくれます。その中で選ばれた猫が巫女となり現世に人として転生することができる。そして今日はペルシャ猫があなたを癒すためにご奉仕を始める。

 プロの声優がcvを担当するねこぐらしシリーズ。今回の作品はそのシリーズの6作品目。担当した声優は津田美波氏。当時ゆるゆりを見ていた身からすると「この人って船見役の人だよなあ・・・こんな声も出せるんだ」と感慨にふけりました。声優ってすげー

 

 

【キャラクターの評価】

失礼・・・シマース

お客サマ・・・・めちゃんこ逢いたかったデース!

 中身についてですが、今回はペルシャ猫。海外の猫ということで語尾「~デス」というのはキャラ付けとして安直じゃね?と思うところもありますが、イラストでのキャラ付けが最低限しかできない以上、セリフで海外キャラをイメージさせるしかないのかなとも思いました。

  あまり緊張というのは感じられず、常に近い距離感に接してきます。流ちょうな日本語というわけでなく、語尾がカタカナになっていそうな喋り方もあり、こちらをお客様とは呼びますが、客と店員というより友達に近い感じです。

【シチュエーションの感想】

 

 今回のシチュエーションで特徴なのはマッサージが多いことです。シチュエーションの中身を見てみると耳かき・耳揉み・爪切り・ハンドマッサージ・ボディマッサージ・オイルマッサージ・ヘッドマッサージ・肩たたき・添い寝とシチュエーションのうちの大半がマッサージ関連となっています。彼女自身マッサージが得意ということで積極的にマッサージをしてきます。

 「スッ…スッ…」という擦るような静かな音が多いマッサージであるため、良くも悪くもある特徴が出ます。それは刺激が弱いということです。意識して聞く必要がないため、ながらでも聞くことができる気楽さはあるものの、音としての刺激が弱く、パイノーラルとしてのメリットがあまりありません。

 

【評価】

 今回のペルシャ猫編は良くも悪くもキャラクターの存在感が強く、ASMRというよりはキャラクターを気に入るかどうかというところで評価が変わってくると思います。

 自分はキャラクターよりもシチュエーションを重視しているため、今回の作品はそこまで刺さりませんでした。強めの刺激でなく静かな環境音に近いASMRが欲しいという場合にはお勧めします。良くも悪くも他の音声作品とはタイプが異なる作品のためC評価とします。