同人音声聞き比べ

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武装少女マキャヴェリズム ほんのりSっ気のある金髪お嬢様が焦らして遊んでたっぷり気持ちよくしてくれる泡泡ASMR 亀鶴城メアリ

タイトル:武装少女マキャヴェリズム ほんのりSっ気のある金髪お嬢様が焦らして遊んでたっぷり気持ちよくしてくれる泡泡ASMR 亀鶴城メアリ

 製作者:電撃G's magazine

     CV: 北原沙弥香

  価格:1980円

 公開日:2020年12月29日

作品時間:41分49秒

 シチュ:洗髪・耳かき・添い寝・マッサージ

 

 

【作品の概要】

 なぜかずぶぬれの姿で地面に埋まっていたところを亀鶴城メアリに助けられ、気が付いたら一緒に湯船につかっていた。なぜそうなったのか思い出せないでおり、なぜか体に痺れも残っている。メアリはそんな主人公を気遣って体が汚れているからと頭を洗ってくれたり、マッサージをしてくれ、はてには添い寝もされたりと

  武装少女マキャヴェリズムの公式音声作品の第二弾。前回は世話焼き委員長タイプのキャラが当てられていましたが、今回はお嬢様キャラとなっています。自分は原作未読勢ですが、前作がよかったので今回も購入しています。前回の評価記事がこちら

 

onseinoheya.hateblo.jp

 
 始まりは主人公がずぶ濡れで地面に突き刺さってて痺れているという状態で、聞いてて頭に?が出るし、最後まで聞いても?でした。ここは原作読んでるとどのシーンか理解できるのでしょうか。

【キャラクターの評価】

 ほんのりSっ気があると説明にありましたが、正直なところS要素は感じられませんでした。どちらかというと世話焼きお嬢様といったもので、見た目のイメージでツンツンお嬢様を期待すると肩透かしにあいます。S気や攻撃的ではないので、バイオレンス系ヒロインは嫌だな…と思っている人は安心してください。

 

【ストーリー・表現の評価】

 導入が風呂場で保護された状況も地面に突っ込んでいたといういまいち状況が呑み込めないなかでの展開のため、前作のヒロインに部屋に案内されるという分かりやすい導入に比べ、話が理解しにくいのが難点。

 セリフ一言一言の間がかなり長いのも状況を理解しにくい原因となっています。特に序盤の風呂場のパートは置かれている状況の振り返りをしていますが、声が反響して聞き取りにくいのと、セリフの間が特に長いことからセリフから情報を読み取りにくくなっています。

 

【シチュエーションの評価】

【洗髪】

Track1:一緒にゆっくりお風呂へ入りますわ(11分11秒)

Track2:やさしく頭を洗って差し上げますわね(22分25秒)

Track3:ブローして髪を整えますわ(8分17秒)

 洗髪ですが、流れとしては濯ぎ→泡洗浄→トリートメント→ドライヤーによる乾燥となっています。
 最初のすすぎは聞いていると頭皮に当たっているはずなのに音が遠く、いまいち頭にかかっている感がありませんでした。遠くの洗面台で誰かが洗ってる音と言われたほうが納得できるくらいです。
 そして次に洗浄ですが、なんだか泡の音が硬い。泡はもっとしっとりと柔らかく包み込むような音なのですが、音がゴワゴワとしていて落ち着かない。これもマイナスでした

 

【マッサージ】

Track4:お顔のマッサージをしてあげましてよ(7分58秒)

 マッサージはクリームによる耳のマッサージと、オイルによるフェイスマッサージと耳のマッサージです。フェイスマッサージの際、オイルの蓋を開ける動作と音をきちんと入れているのは細かな表現だと感心させられました。蓋を開ける音が入ることで今オイルが塗られていることをより感じることができます。あと蓋を開ける音が意外と心地いい。

 そしてオイルは肌を軽く叩いてから塗ることでより肌に浸透させ広げている感が出ています。マッサージについてはなかなか聞きこごちがよいものでした。

 

【耳かき】

Track5:お耳のお世話をさせてくださいませ(22分25秒)
 

 ここの耳かきは耳かき棒とブラシを使って耳かきがされますが、まだ耳かき棒による耳かきは普通に進行するのですが、ブラシになるとヒロインがまさかの息を荒くして興奮しだします。耳かき音声で初めて「こんな耳かきで落ち着けるか!」と突っ込みを入れました。正直耳かきに集中できないので、キャラ愛がなければなんじゃこりゃ?としかならないと思います。

 

【添い寝】

Track6:添い寝をしながら心音をお聴かせしますわ(22分25秒)

 今回の添い寝は心音つきのタイプ。ただ心音つきですが、鼓動の大きさやリズムに変化はありません。前回評価した「彼女とほかほか温泉旅行」でも心音添い寝がありましたが、あちらは付き合って3年で一緒に寝るのも珍しくない間柄なので、心音の変化は特に求めていませんでした。

 しかし今回の作品は恋人関係ではなく、ヒロインはある程度主人公を意識しています。今いるところは男子禁制の女子寮なので、男性との密着に慣れているわけでもありません。なので添い寝をする際は最初は緊張で鼓動が早くなっているものの、眠りにつくと徐々に鼓動が落ち着いてくるというような、関係性やヒロインの心情を感じさせる変化が欲しかったところです。

 

【まとめ】

 前作がよかっただけに、話の展開がわかりにくいのとASMRの要素もいまいち楽しめなかったという点でE評価となります。なまじ音声作品としては結構値がはるため、合わなかった時のダメージが大きいのも難点です。

 ただマッサージについてはなかなかの新鮮さがあったので、マッサージ系の音声が欲しい人なら余裕があるなら買ってみてもいいと思います。

 

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