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素直じゃない女の子の耳かき  クーデレ後輩のカリカリ耳かきボイス ~放課後の図書室で耳掃除


【ASMR】クーデレ後輩のカリカリ耳かきボイス ~放課後の図書室で耳掃除~【Ear Cleaning / Vtuber】

 

タイトル:クーデレ後輩のカリカリ耳かきボイス ~放課後の図書室で耳掃除

 製作者: Bell Ch. ベル

     CV:犬塚いちご

作品時間:23分31秒

 シチュ:耳かき

 

 

 

【作品の概要】

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図書室でいつも本を読んでいる彼女の落とし物の耳かき棒を届けに来たあなた。耳かき棒なんか持ち歩いていないとこ馬鹿にされる。そんな矢先に聞こえた足音に「二人きりなのを見られたらあらぬ誤解をうける」ととっさに隠れる二人。

ふと見えたあなたの耳穴が汚いことに気づいた彼女は、 その汚さにきれいにしたい欲が湧いたらしく、持ってきた耳かき棒で耳かきをするという

 

 今回はBell Ch. ベル氏が投稿した耳かき動画。まだ投稿動画は3本と少ないものの、3つすべてが1万再生以上となかなかの好発進。今後に期待の製作者の一人です。

 世界観が意外と未来の世界で、スマートフォンが化石の時代。さらにほとんどの書物が電子書籍になっていて、紙の本は図書館などにしか残っていないというかなり科学が進んだ世界です。ただしその世界観が強く表れているかといわれればそうではなく、ヒロインと仲良くなるきっかけ、そしてヒロインがなぜ図書館にいるのかという理由に使われるくらいなので、そんな未来的な耳かき!は期待しなくていいです。

【キャラクターの評価】

 今回のキャラは最初はわりとツンツンしてます。クーデレとタイトルにのっていますが、後半にデレデレになるというわけはありません。どちらかというと、言葉の一つ一つに素直になれずちょっとひねくれた言い方をするタイプです。

 耳かきをされて気持ちよくなっている表情と素直にいえずに「耳たぶを引っ張りたくなるような表情」といったり、こちらの連絡先を聞く際も耳かき代を請求するため、といったりします。そして一緒に本を読んでくれるなら耳かき代を請求しないといった、どれもストレートに気持ちを表現できないセリフが多くなっています。

 本の虫で図書室にある紙の本を卒業までに読破するのが目標と語っているほど図書室に入り浸っており、そのせいで友達もおらず変人扱い。ただそんな自分と共通点(化石扱いのスマホを使っていた)点から仲良くなろうとすごい遠回りに関係性を持とうとします。

 

【シチュエーションの評価】

左耳  4:40~11:50

右耳 13:10~20:30

 

 耳かき音について大事なのは、リズムや音がワンパターンにならないことです。耳の汚れ方や耳穴の凹凸がある以上、常に一定でなく大きな耳垢があればそこを重点的にガリガリするし、でっぱっているところは傷つけないようゆっくり動きます。

 耳が汚い、というポイントがそのワンパターン化を防いでおり、最初に汚れが目立つ穴が浅いところを掃除しているので、掻き出すような短めの連続した音が続き、奥の掃除はゆっくりと耳垢を出す必要があるため、最初よりもゆっくりとした長めのストロークの音で構成されています。息の吹きかけが締めだけでなく途中途中で入ることでリズムのスイッチが切り替わっています。

 

【評価】

  変化があり飽きがこない音声に、キャラとしても少し毒づくもののちゃんと好意を向けてくれたり突っ込みも至極まっとうなため、キャラクターとしてもそこまでえり好みするようなタイプではありません。クーデレということで少し身構えて聞きましたが、予想に反しなかなかに聞きやすかったです。このため評価はA評価です。